では、まず、ビデオを見てみましょう。
注:このビデオは2012年にJA(TPPに消極的な農業協同組合が作成したビデオです)
①聞きとってスクリプトを完成させてください。
(ビデオスタートから:1分30秒後)
義理の兄:ナナちゃん。TPPに加盟したら、日本の農業と食料はどうなってしまうの?
ナナちゃん:お兄さん、これ、とっても心配よね。アメリカやオーストラリアなどの農業国は
とーっても広い土地で農業をしているの。
だけど( 日本は山林が多くて、国土の7割以上が )山間の地域や集落。
農家一戸当たりの平均耕地面積を比べてみると、日本は約2ヘクタール
アメリカはその93倍。オーストラリアは1543倍にもなるの。
こうした( 国土条件の違いをカバーするために )、輸入農畜産物に関税が
設けられているんだって。
それでも、アメリカやオーストラリア、カナダ等から現在も多くの食料が
輸入されているのよ。
その結果、( 日本の食料自給率は39% )。
先進国の中でも際立って低い水準なんだって。
農林水産省によれば、( 農畜産物の関税がなくなると )私たちの主食であるお米が
90%減少し、サトウキビ、甜菜などの甘味資源、でんぷん原料はすべて外国産に、
そのほかの( 作物もほとんどが外国産に置き換わる )心配があるの。
その結果、現在39%ある食料自給率は13%まで低下する。
つまり、食料の9割近くを外国産に頼ることになると試算されているのよ。
農業が低迷して、一度( 農地が荒れ果ててしまう )と、いざというときに、
急に作物を作れる状態に戻すことはできないし、更には、今の( 美しい農村や、
伝統文化だってなくなってしまう )かもしれないのよ。
義理の兄:日本の食料と農業、そして美しい農村を次世代につなげていくことが大事なんだね。
姉:ナナちゃん教えて。TPPに入ると、外国の安い食料がもっと入ってくるのかしら?
それって安全性は大丈夫なの?
ナナちゃん:特に、お姉ちゃんみたいに小さい子供のいる人にとってはとっても心配よね。
私たちの( 食の安全、安心を守る食に関するルール )。
例えば、残留農薬基準や食品表示は日本人の食習慣や体質、価値観に合わせて
日本で決めたものなの。
でも、TPPに参加したら( 協定を結んだ外国のレベルに合わせて )基準が引き下げ
られてしまうかも。
例えば、ホストハーベストの規制が緩和されてしまうと、作物を収穫した後に使用
する( 農薬が外国の基準に合わせて認められてしまう )可能性があるんだって。
②下記の1~5の質問に答えてください
1.TPP加入後、下記についてはどうなると言っていますか?
簡単にまとめてください。
■食料・農業篇:________________________________________
■食の安全・安心篇:______________________________________
■医療篇:___________________________________________
■国内産業篇:_________________________________________
■安全保障・海洋資源篇:____________________________________
■ISD条項篇:_________________________________________
_________________________________
JAのサイトだけあって、デメリットがクローズアップされてますね。
今月、ようやく大筋合意をしたTPP。
2015年10月の記事から、メリットとデメリットを見てみましょう。
(朝日新聞より)
(日本経済新聞より)
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